◆2003/10/31◆
まとめようと思っていることをとりあえずの羅列。
「収集」すること。物でも本でも、集める時に一体何を考えて、どんな思考の流れで(無意識ふくむ)でそれを収集してしまうのか。
それは対象物に自分を見出していないか。散らばった自分を集めてはいないか。
その対象に反応する自分。その反応するということが自分の大きな外ワクを示してくれるのではないか。
そして収集され、蓄積された物たち。
これはすべてが、収集した人物を物語る。並べ方、放置のしかた、積み重ね方、埃のかぶりかた、すべてがまた、収集者=所有者を語りだす。
それを望んで、収集をしてしまうのではないだろうか。
散らかった部屋は要塞ではなく、「私」の粗雑な展示場なのだ。


別の話。
人間は説明を求める。求めてしまう。
その説明をするために生まれてきたのが村上隆だったのではないだろうか。
オタクとポップをわかりやすく説明するために、今の形式に生まれさせられたのではないだろうか。 オタク論というのは的外れなことを書くと一気に崩れていく。一まとめにできそうでできない、興味深い現象だ。
それを追うということは、私自身を追うということでもある。
だから、やめることはできない。


さらに別の話。
ラカンの「エクリT」に手をつけた。さっぱりわからん。前途多難。
伊藤整の「近代日本人の発想の諸形式」内、「近代日本における愛の虚偽」を読む。
この文庫に収められている他の論文はまだなので、引き続き読みたい。
「サユリ1号」を全巻入手。一気に読む。最後の方がなんとも言えない感じだ。
がっかりといえばがっかり。これでいいのかもとおもえばそうかもしれない。
けれど私はこの作品の中のちこちゃんについて、書きたいと思う。



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